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個人的なメモ帳レベルの文章。

「安全な擬似乱数」とはつまり?

やっと読み終わったので読後記念エントリー。

僕が知りたかったのはSSLの部分だけだったんだけど、SSLの章が最後の章(15章)だったので、

 

「アルェー??1章~14章ってSSLの前提知識?マジデ?SSL理解するのにこんなに必要なわけ?」

 

ということでしぶしぶですが、結局最初から全部目を通した。

結果的にはブラウザとサーバーのもっと実装寄りというか、そこ辺りをもっと知りたかったんだけど、その説明は載っていない。ブラウザが持ってる公開鍵を検証するプロセスとか?そこらへん。

 

全体を通して、ほんとに入門だし、使用してる仕組みの紹介の本ですといった感じ。初心者なのでよくわからんけど。まぁ解説が紹介に留まっているから僕みたいな超絶門外漢でも途中で放り投げることなく文字通り全てのページを通読できたのですが(実際は10ページ程飛ばした。)。本書を読んでも暗号解読はできません。

 

ネット上では得られなくて、この本を読んで初めて理解できたことは、

ockeghem先生やtakagi先生の書き残してるものを追いかけてもなかなか理解できなかったものの一つとして、「安全な擬似乱数」とは結局何すか。どうやったら僕にも生成できますか。何で隠してるんですか。という点だった。他の読者も誰もそこに突っ込んでないようだったし。

 

たぶんあえて書かれてないということは当たり前すぎて書かれてないのだと思っていたのだけど、それがだいぶはっきり書いてあって、それだけで3000円分以上の価値はあったと思った。巷にあふれるWEBの学校の初心者コースくらいの情報価値はあると思う。(10万円くらい?わからんけど。)

本ってたまにこういうコスパが劇的に上がることがあってすごい。(今まで逆の方が僕は多かったから嫌気をさしてたのだけど、最近本の選び方を変えたらヒット率が爆上げした。)

 

あと、

疑似乱数生成器」に「疑似」が付いてる理由もわかる。「疑似」ではない「乱数生成器」は、な、なんと!実は!!現実に存在するのです、と。

 

うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!

 

なんや、何で誰も教えてくれなかったんや!

きっとみんなグルになって僕をいじめてるんや!

と思いましたね。ハイ。

こんなのぶっちゃけ最速1行でわかる。

 

本の中では「真の乱数」というストレートな書き方をしてるんだけど、まぁ「真の乱数」を求める者であれば一読あれ。↓

誤字脱字(僕は見つけられなかった。)もなくていい本だと思われます。